1987-12-08 第111回国会 参議院 決算委員会 第1号
また、そういう観点からもぜひ御検討をお願いしたいというぐあいに考えておるわけでございますが、今の教科書の問題につきましては、臨教審でこの間答申をいただきまして、無償論、有償論、貸与論、いろいろ臨教審でも答申の中で示された後、今後この問題について検討を続けることとし、したがって、結論が出るまでの間は当面無償を続けるという答申をいただいておるわけでございまして、私どもは、やはりこの教科書の負担のあり方につきまして
また、そういう観点からもぜひ御検討をお願いしたいというぐあいに考えておるわけでございますが、今の教科書の問題につきましては、臨教審でこの間答申をいただきまして、無償論、有償論、貸与論、いろいろ臨教審でも答申の中で示された後、今後この問題について検討を続けることとし、したがって、結論が出るまでの間は当面無償を続けるという答申をいただいておるわけでございまして、私どもは、やはりこの教科書の負担のあり方につきまして
教科書有償論はいまだに大蔵省の方から強い意見としてあると聞いております。しかし、これを行革審の中に入れるとどうも臨教審の審議にぐあいが悪いということがあったとかなかったとか報道されております。そういうことでやられてまいりますと、結局、総理の意気込みのいかんにかかわらず、教育改革は行財政改革の枠の中でしか考えられない、こういうことになってくるのじゃないでしょうか。
そういうことがかねてから御議論をいただいておりますいわゆる教科書有償論というところにまで発展をいたして、またそういう意見もあることも承知をいたしております。
そこで実は有償論が出てきたり、あるいはまた教科書の貸与制度が論ぜられたりしておるわけでありますが、大臣、この辺はどう思いますか。端的に願います。
教科書無償、有償論がいろいろと国会でも、また各党間においてでも、それからまた社会の中においても非常に議論されておることは、先生も御承知のとおりだと思うのです。憲法第二十六条の義務教育無償の精神をより広く実現する施策として、今有島さんおっしゃったように、三十八年から我々の先輩たちがこの法律をおつくりになったわけであります。
てみますと、どうもこれに対して今日いわゆる財政論と申しますか、政策上のことから、もう無償が長年続いておるんだから教科書無償に対するところのありがたさ、教科書を大事にするところの考え方も失われがちであるから、むしろ有償にした方がいいとか、あるいは先ほどちょっと紹介いたしましたように、父母負担からすればたかがパーマ一回分ではないかと、こういうような財政と申しますか、そういう安易な直線的な物の考え方からこの有償論
これは有償論の立場に立って再検討しようと、客観的に見ればそうだと言わざるを私は得ないと思うんです。
○柏原ヤス君 次にお聞きしたいんですが、大蔵省や自民党内の一部の有償論者の意見によってできたと私は思うんですが、文部大臣、党三役の間の五者協定として、有償化問題について、五十九年度概算要求時までに適正な解決策を講ずるという、こういう内容の念書が取り交わされたということですが、この事実はどうなんですか。
そしてまた、自由民主党の中にも教科書問題については有償論、無償論、両方ございます。けれども、私は一自由民主党の国会議員としても、また一母親としても、少なくともいまの教科書というもの、私は今度かわりましたけれども、当選してまいりましたときは全国区で当選してまいりました。
○国務大臣(田中龍夫君) 私は、先般来大蔵省の有償論に対しまして先生方と御一緒に無償をあくまでも主張し貫徹した次第でございまして、私は有償というようなことは考えもいたしません。
私いま見ているわけですけれども、読者の意見というのは、もちろん中には有償論もある。しかし、この有償論の根拠となるものは、物を大切にする気持ちを育てるために有償にするとか、それから勉学の意欲を大切にするとかということが、この有償論の裏づけになっています。
○政府委員(山口光秀君) 有償論というのはないわけではございませんけども、仮に有償ということをやりましても、低所得者層まで負担をかけるということは、そのほかの学用品やなんかとのバランスから無理なんじゃないかと思います。
しかしそれにいたしましても、ことに主食のことでもありますので、これを学童に無償で渡すということには非常に考慮を要する点があろうと思って、大事をとって先ほどから有償論を申し上げて、その弊害防止に努めている点をまお御了解いただくように申し上げている次第でであります。